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祐天寺のラーメン屋 [独り言]

2008.4.9(水)
先週は忙しくてバイクに乗れなかったので、今日は10日ぶりにバイクで走る。
第三京浜を利用して、夜の都心へ。

ラーメン①.JPG

風を切って高速を走ると、全身が緊張感に包まれる。日常生活では味わえない感覚、これを感じられるだけでも、バイクに乗っている価値があると思う。


都内に入って、環八から駒沢通りへ。
先日、花見に訪れた祐天寺の向かいにあるラーメン屋に寄ってみる。

ラーメン③.JPG
醤丸(目黒区祐天寺)


店内は満席で繁盛しているようだ。雇いのアルバイトなどはおらず、店主一人で店を切り盛りしている。
メニューを見ると、ラーメンは一種類のみ。トッピングだけが追加できるようだ。

ラーメン④.JPG

一種類だけの潔さが、期待感を高める。ラーメンとトッピング一品、角煮ごはんを注文して950円也。
目黒区で駒沢通り沿いの一等地にしては、安い方に入る値段設定に感心する。
隣の客が注文する時、二人分を同時に頼もうとしたら、
「一人づつ言って」
と店主の鋭い声が。職人堅気の頑固親父なのだろうかと、ちょっと身構える。



待っている間に店内を見回すと、店主の書いた文章が張ってあった。

会社員として定年退職したあと、「一大決心をして」ラーメン屋で3年間修行。自分の残りの人生を掛けてラーメンを作る、とある。

俺はこれまでの人生で「一大決心」をしたことがあっただろうか。人生を掛けて何かに取り組んだことがあっただろうか。

そんなことをあれこれ考えていると、ラーメンが運ばれてきたので、食べてみる。ラーメン通でも食通でもない俺は、何のダシなのか良く分からなかったが、とても美味しかったのでハフハフと食べる^^。


その時、学生風の女性が店内に入ってきた。手にはアライのヘルメットを持っている。どうやらバイク乗りのようだ。同じバイク乗り、というだけで親近感を覚えるのは俺だけだろうか。女性は慣れた感じて店内に入り、注文をした。


食べ終えた俺が勘定を済まそうとした時に、お店の電話が鳴った。店主は接客で忙しく、電話に出られない。と、その時、「バイク乗り」の女性が突然電話に出て応対をし始めた。

店主の娘?アルバイト?常連客だろうか? そんな想像をしながら見ていると、接客を終えた店主が女性と笑顔で話し始めた。その時の雰囲気がとても良くて、なんだかほのぼのとした気分になった。俺が勘定を済ます時、ありがとうございました、と言ってくれた時の笑顔も素敵だった。
不意の寄り道、ラーメン一杯食べただけだが、心温まる時間となった。


ラーメン⑤.JPG
夜の駒沢通りを、ゆっくり流して家路に着いた。
今週末は天気も良さそうなので、ツーリングに行こう。目的地は、伊豆と茶畑。



(おまけ)
ラーメン②.JPG
先月末より20円以上値下がりしたガソリン。さて、来月はどうなることやら。

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